ブロードウェイ斑尾 大会レポート by ジャンキー稲垣 ☆全画像〜クリックで拡大!
5/9/10 会場:長野県斑尾高原サンパティックスキー場 特設会場 天候:晴/薄曇り ・COMPピーク時 17.0°
AA優勝:#14- 鈴木 健二
2010 R3 ブロードウェイ斑尾 大会レポート !!
05.09.10 ジャンキー稲垣が、JNCC全戦取材を基にXC最前線を斬ります!

初初夏といっても差支えの無い蒸し暑さが下界で垣間見えた頃、信州斑尾で開催されたJNCC-R3。
斑尾は、関東からもアクセスのいいリゾート地である。冬はウィンタースポーツ、夏は避暑地としておしなべて人気が高く、よくありがちな「バブル期に勢いで作ってしまった」ようなうすっぺらいものではない。高速のインターからほどなくして見えてくるその楽園は、このJNCCの開催期間表情を変えた。

コース全容は、サンパティックスキー場という広大な土地をエンデューロフィールドとしてアレンジしたもの。ビギナー向けの斜面をのぼる形でスタート(JNCCでも初となる、クライムスタートとなりテクニックが要求された)となり、一気に観客の待ち構えるコーナーへとなだれ込む。その後、ジェットコースターのごとくグラストラックを上り下りするという形だ。


話題になったのは、やはりブラッククリフと呼ばれる斜度30度を誇るヒルクライムと、それと上れずクライムと呼ばれるヤチ。ヤチというのは正確なものではないのだが、要するに常時雪解け水が雪崩込む箇所を広くとったテクニカルなヒルクライムだ。




レースは1周目スタートから鈴木健二が転倒、これにつかえた小池田猛までもが出遅れるという展開。ここでトップでスタートを切ったのは、ゼッケン3番でクロスカントリー界でも期待の新星として活躍中の星野恭平。 しかし、ほどなくしてやはり小池田と鈴木が前へ出て行く。その後方にはクラスは違うが出口隼飛が接近。石井正美、池田智泰と続く。


驚きなのは、やはり3時間にわたって戦い続けた小池田・鈴木コンビだろう。かつて、ファクトリーチームであり全日本モトクロス選手権チャンピオンだった小池田猛。そしてそのカントクであった鈴木健二。「小さい頃から面倒をみている」という鈴木。そのバトルは激しくもあったものの、しかし、もはやエンターテイメントの世界だった。 順位をなんども入れ替えながら、ガンガン攻めこんで行く二人。「マシン的にはどちらが有利と言えないですね。2ストは、やはり持ち前の軽さでラインを自由に選んで走れる。バトルするにはもってこいなんです」とは鈴木の言。
対して小池田は「4スト450のパワーは、やはり上りでは差がつきますね。どちらかと言えば、上りで僕が健二さんを付きはなし、下りでパスされる。そんな展開が多かったように思います」とのこと。
九州では「こだまする自分のエキゾーストノートにびびった」ともいい、まさに敵なしの強さを誇った小池田だが、最後の1周、この長野ではミスをおかしてしまい、全勝の記録に土をつけられてしまった。

また、ここのところ出口や友山などの強烈なモトクロス出身Aクラスの新人にやられていたエンデューロライダーたちだが、ここで気を吐いてくれたのは我らが純エンデューロライダー、イシゲこと池田智泰。 なんども猛プッシュをかけ、総合でもしっかりと今回は3位につけた。
「そりゃ前の二人との差がでかいのはしかたがない。まだまだですよ。でも、今日は自分が満足できる走りができたと思う。ここのところ、いろんな調子がいいんです。マシンのセッティングもばっちり決まってきているし」とは池田。
「でも、次からはおもしろくなるんじゃないですか。ここまではモトクロスライダーが得意なスピードのあるコース。次の大町は、ガレや川を含むテクニカルなコース。期待していてください」。今季エンデューロ界には、特筆すべき注目ライダーが非常に多い。しかし、やはりとどのつまりはこの男、池田こそが最大の注目をおくべき男、なのかもしれない。







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