グリーンバレー森羅 大会レポート by ジャンキー稲垣 ☆全画像〜クリックで拡大!
4/11/10 会場:阿蘇観光牧場周辺地 天候:薄曇り ・COMPピーク時 18.5°
AA優勝:#1- 小池田 猛
2010 R2 グリーンバレー森羅 大会レポート !!
03.11.10 ジャンキー稲垣が、JNCC全戦取材を基にXC最前線を斬ります!
オールスターの集まったRd.1に引き続き、そのフィールドのおもしろさにつられて九州というアクセスの悪さも苦にせず多くのライダーが集まった森羅ラウンド。 天気予報はあまり芳しくなかったものの、当日は晴れ渡ることもあるほどの、過ごしやすい気候。路面コンディションも実に走りやすいハーフウェットといった状況で、ホコリもたたないといった感じだ。
前戦において、セルスターターを使ってスタートに出遅れてしまったチャンプ小池田は、このラウンドからキックスタートを使い、完璧ともいえるスタートをきった。続いたのは、内山裕太郎、吉川和宏、石井正美と古参のベテランたち。
実はオフロードレースというのはバトルをすることでタイムは落ちてしまう。もちろん体力も使うし、前半できれば温存しておきたい場面では、本来この第二集団においては前をいく小池田をにらみつつ、突き放されないよう集団で追うのが定石だったかもしれない。しかし、今回ばかりは相手が悪かった。クロスカントリーの才にあふれ、なお全日本モトクロスでも頂点にたつ小池田のスピードは手のつけられる次元ではなく、全ラップにおいてトップタイムをマーク。そのベストラップは24分12秒43。残念ながら、AAライダーで24分台のラップを刻めたライダーはいない。あえていわせてもらえば、AAレベルでも26分台で早いラップにはいる。 これが、小池田の実力だ!
そんな中で気を吐いていたのは、スタート時間も違うAクラスの出口隼飛だった。毎周どこかで前転していた、という出口だが、マシンを壊すこともなく安定したラップを刻む。
出口は、実はとびきり才能にあふれているライダーである。モトクロスIAになってからというものの、やはりIBとの壁の高さに苦労はしたのだが、キッズの頃から鳴り物入りでならしてきたモトクロスライダーだ。しかも、今年のマシンは「給料で毎月ひとつひとつパーツを買い足してるんです」というサンデーライダーさながらの状況。ともかく、やっていることはむちゃくちゃともいえるが、これで結果に結びつくというのは驚異である。
ちなみに、やはりモトクロスIAから移籍してきた友山雅人も今回のようなフィールドでは断然スピードのあるところを見せつけ、24分台をマークしたのは小池田、出口、友山のみとなっている。 2位に入った石井はエンデューロライダーとして認知されているが、やはりモトクロスが下地にある。3位に入った星野もやはりそうだ。
ささぁ、ここからがシーズンのおもしろいところだ。今回のスピード合戦では、歯に衣を着せずにいえばエンデューロライダーたちの完敗だ。しかし、クロスカントリーは、スピードだけあればシーズンを通して強いわけではない。
事実、池田智泰や吉川、内山のタイムはしっかり「刻んでいる」といえる。池田においては1周だけ27分台で、あとはすべてが26分台とそのペース管理と安定感、スピードの維持力はモトクロスライダーを完全に上回っているだろう。フィールドも変わる。かつて鈴木健二がエンデューロに移行してくる際に苦しんだのは、ガレ場だという。
1、2戦はスピード勝負。しかし、そううまくはいかないだろう。早くも5月が楽しみになってきた。




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