JNCCweb

_
_
_

JNCCの運営基盤は 株)ダートフリーク ・ TAMITONレーシングヤマハ発動機販売(株 の特別ご協賛各位により支えられています。   更新日 2010-06-28 | 作成日 2008-01-24

R5- アルバトロス富山 北陸大会 " ALL "

5B2B3798.jpg

大会案内 LinkIcon


img_6807.jpg

全リザルト LinkIcon

COMPラップチャート LinkIcon
FUNラップチャート  LinkIcon

9alb_6.JPG

フォトHotギャラリー LinkIcon


2009 JNCC Rd.5 HIGH LIGHTS

YouTubu- 速報!   FUN LinkIcon



アルバトロス富山 大会レポート by 星野正美 ☆全画像〜リックで拡大!

10/4/09  会場:COSMOスポーツランド 特設コース 天候:快晴・COMPピーク時 24.7°  
AA優勝:#1- 小池田 猛

Prelude

223.jpg
9alb_compコース.jpg

 ランキング争いやAA昇格に向けたライダーにとっては、重要な重要な大会となった R5- アルバトロス富山大会。 会場は今回 3度目となる COSMOスポーツランド特設コースにて、今回も 叶井廉氏(YSP富山東)率いる WRパワーレーシング が更なるコース開拓を行い、驚きの充実を見せた。

 もともと 小ガレ ウッズ MXコース とバランス良く備わった人気XCコースだったが、今回はそのウッズを更に延長し本格化を計り、正に「COSMOウッズ」という マディでも走行可能でラインの選択肢は無数に選べる比類無いウッズワールドを確立させた。 マディでウッズとなると誰でも酷い渋滞をイメージするであろうが、この COSMOウッズ に関しては全く心配無用で、結果的に多くのライダーが自身の力を存分に発揮出来た大会となった。

 そう2007年に代替えコースとしてスタートしたこの COSMOスポーツランド特設コースは、今やコース長も 7.5km となり、北陸を代表する堂々たる XCコースに成長した。 そしてこの成長は紛れもなく WRパワーレーシング の賜物だが、彼等のXCに対する真摯な情熱はコース開拓だけに止まらず、石田信孝 斉藤祐太朗 という二人の Aクラストップライダーを輩出し、来期には北陸初の JNCC- AAライダーが誕生するかもしれない。 今 XCの人気が高まって来ている事は周知のことだが、その原因の一端を、この北陸でまざまざと見せられた気がした。
WRパワーレーシング、素晴らしいチームです!。




001.jpg
ALBパドック.jpg



002.jpg
003.jpg

 今回も200台という定員制になったアルバトロス富山だったが、WRパワーレーシング が少しでも多くのライダーに全国から集まってもらおうとパドックを拡大。 もうこれ以上は 1台も無理というほどパーフェクトに割付を行ってくれた。 そして今年も地元県会議員さんと市会議員さんからご祝辞を賜り、栄誉あるCOSMOでの過去最大数大会の開催となりました。

 またファンからランキング低迷を心配されるレジェンド石井は、淡々と、しかし しっかりと全力を尽くす事を明言し、こうして大会は、急速に回復した天気のようにどこまでも盛り上がりを見せていくようだった。


FUN-GP

008.jpg
017.jpg
018.jpg
(以下、臨場感を出すためにあえて丁寧語は使いません)
 金曜までの悪天候が嘘のように、湿り気は残るものの絶好のコンデションとなった アルバFUNGP。 雲一つ無い快晴の下、8:35分 にスタートが切られた。 最初のセクションとなるMXコースをほぼ1周して戻って来たのは SA#09- 神馬健。いつもながら切れ味の良いライディングには見とれる程で、10年位前までは本当に凄いライダーだったと聞く。 しかし、その神馬をピタリとマークし虎視眈々とトップを狙っているライダーが SA#31- 川原茂広だ。 川原は2年前まで Aクラスのトップランカーだったライダーで、年齢的に少しきつくなったか? 今期から SAにスウィッチしての参戦が続いている。




015.jpg


061.jpg
067.jpg
168.jpg(元気なウィメンズトリオ!)
 中盤以降を見れば、WA#713- 大塚恵子・WB#816- 桜井恵子・WA#706-井藤文乃 が早くも先行する Dクラスを飛び越し Cクラスにまで食込む走りを見せ、存在感をを示している。 特に桜井は市販車のXR200を駆って男性ライダーの外車レーサーを追い回すわけだから、それが痛快で、また誰もが応援したくなるだろう。




033.jpg

 そして最近気になるライダーが一人、それは Cクラスで頑張る #337- 前橋 孝洋 だ。彼は中学二年で大人に交じるとまだ小ちゃいがその走りは目を引くものがあり、密かに彼をライバル視している大人がけっこういるらしい。 今年全戦エントリーしてくれている孝洋は着々と実力を付けて来ており、このアルバでは嬉しい初入賞を果たした。またクロスオーバーの「2st R85/ CRF150R」では、ウィイメンズ女王の 井藤文乃を抑え現在ポイントリーダーというから本当に驚きだ! 中学生からこんなに素晴らしい環境を与えて下さっているご両親には感謝をしながら、孝洋にはもっともっとライバルが増えるよう、これからも頑張ってほしい!




245.jpg

 アルバトロス北陸大会 FUN-GPを制したのは SA#31- 川原茂広、1周目でトップに立つとそのダイナミックな走りで他を圧倒した。 このCOSMOは川原のホームコースのようなものでありその実力からして順当と見る人もいると思うが、神馬や小木曽などの強敵を押さえての優勝はけっして容易ではなかったはず。それが証拠に、川原の嬉しい気持ちはフィニッシャーズロードの後ろ姿が雄弁に語っていた。




9alb_fun83R815B83X.jpg
252.jpg

 今大会のコースは COMPクラスだけではなく FUNクラスにも充分 XCの醍醐味を知ってほしいとレイアウトされたものになり、難し過ぎではないけれど、けっしてイージーではない多彩なものとなった。 そしてこれがベストコンデションと相まって大きな充実感を引きだしたのだろう。殆どのライダーが完走を果たし、フィニッシャーズロードでの笑顔は過去大会の内でも最も大きかったように見受けられた。 「JNCCをやっていく原動力は何ですか?」と聞かれる事がよくあるが、「その大きな一つとしてフィニッシャーズロードでライダーの良い顔を見たいことがあります。」と答えている。 そういった意味では今回のアルバは良い顔がもう一杯で、主催者冥利に尽きるありがたい
大会でもありました。


COMP- AA

001.jpg
002.jpg
004.jpg
003.jpg

 晴天に付き物の放射冷却で朝は 12.0°とかなり冷え込んだが、FUN-GPが始まる頃からは気温がぐんぐん上昇し COMP-GP開始の気温は24.0°まで上昇した。 24.0°と聞くと何でもないような気がするが、涼しさに慣れた体にこの急激な気温上昇はかなり負担となり、真夏並に熱中症が懸念されることになった。(スポーツにおける熱中症はこういう春秋の好天時に多いとの事、よくよく注意しましょう。)

 全国のXCファンが注目する R5- アルバトロス COMP-GP。 最高位AAクラスのエントリーは24台だったが、北海道の#31-高橋 と #21-西森 は事情により参戦出来なかった。(西森は負傷の為)
また今回は #37-佐藤正和 #42-小坂竜也 #44-三浦純治 の東北勢が元気に顔を揃え、その活躍が注目された。 一方トップランカーの AAシングル勢にとっては前大会のエルニド池の平を落としているだけに、このアルバは非常に重いものになっていることは確かであろう。 皆プライドの高いライダー達であるので、シングルに留まれるか否かというよりも、#28-星野恭平等 の台頭により
自身の存在感が薄れる事が許せないのだと思う。そういう意味では「背水の陣」という決意で臨んだトップライダーがかなりいたはずで、それがスタート前の空気を異様に張りつめたものにしていた。




009.jpg
011.jpg
013.jpg

 12時03分 COMP-GPスタート! 
ホールショットはルーキーAAとして今期果敢にチャレンジを続ける #23-物江義信。続いて DEADエンジンスタートに有利な GASGAS- 澤木・石井 の師弟コンビが続き、注目のチャンプ小池田はいつものように 8番手と遅れ、まちゃ と ユウタロウ の450コンビは なんとエンジンがかからず最後尾発進ととなってしまった!




015.jpg
017.jpg
018.jpg

 会場が固唾を呑んで見守る中 MXコースから戻って来たのは~ チャンプ小池田、 凄い存在感だ! コース全長の1/5 足らずで7人抜きをし、既にレースを支配した感がある。 続いて 2位はレジェンド石井だが、石井も速い! 年齢的なイメージから石井は老獪なテクニックを駆使して好成績を上げていると見られるかもしれないが、石井の真骨頂は未だ陰りさえも見せないそのスピードで、このスピードこそが石井の最大の武器なんだ。今日はそのスピードを生かせそうで、期待出来るかもしれない。 そして観客を湧かせたのが 3・4番と続いた地元勢の #15-真田治 と #20-平林哲 だ。GNCCでもよく地元ライダーが頑張って1~2周トップを走り湧かせるが、この二人はどうなのだろうか? このまま行けるのか、それとも!




185.jpg
040.jpg

 1周目、変化に富んだラインが無数に有り戦略が求められる長い「COSMOウッズ」を抜けて、チェックポイントを通過したのはチャンプ小池田(12: 04)。 そして 2位 真田(12:11)、3位は 石井(12: 13)と続き、 驚異的だったのは ユウタロウで、最後尾発進にもかかわらず 1周で AAライダー 15人抜きをやらかし、一気に 6位まで上げて来た。(12: 54)




9alb_6.JPG
254.jpg
202.jpg

 2周 3周も落ちないユウタロウの速さに騒然として来た会場だったが、そのボルテージが一挙に上がったのが 6周目だった。 なんと 2・3・4・5周と驚異的なスピード(2周は大会最速ラップ)で周最速ラップを独占した ユウタロウは、ミスをした小池田の背後に一気に迫ったのだ! こんな凄いことがあるのだろうか? エルニド池の平では期待を集めながらも低迷した男が、殆どのライダーが別格と挑戦さえもしなかった小池田を追いつめていった。 それは単なる幸運によるものではなく、明らかに小池田を上回るスピードで、それもかなり不利となる最後尾からの追上げだなんて、もう感動を通り越してゾクゾクと鳥肌が立ってしまいしょうがない! この ユウタロウのプライドを賭けた凄まじい走りは 小池田の呪縛から多くの AAライダーを解き放すことになるだろうし、何と言っても俄然 AAGPを面白くするだろう。 昨年の 小池田と ケンジの死闘も凄かったが、こんなシーンが見られたなんて今年のアルバの観客は本当に幸運だったと思う。

 しかし残念ながら ユウタロウのミラクルもここまでだった。 ちょうどレースの中盤となるこの時点で勝負に出たわけではないだろうが、ウッズの立木に Fブレーキをヒットさせてしまいダメージを負ってしまったのだ。 全く効かなくなったわけではないのだが、かなり制動力を失ってしまったマシンにそれまでの走りは困難となり、ここからは我慢の走りを強いられることになってしまった。 




056.jpg
163.jpg
021.jpg

 長丁場の XCレースは中盤を過ぎると概ね勝負の行方が見えてくる事が多いが、今回のアルバCOMPだけは全く行方が判らず目が離せなかった。 その理由はエルニド池の平で不振だった AA
シングルの頑張りとその頑張りが反映出来る渋滞しないコースにあり、それぞれが存分に力を発揮して稀に見る好レースとなっていった。

 ピットから熱中症が心配されていた 2位を走る石井は、その心配をよそにクルージングを余儀なくされた ユウタロウと入れ替わるように、後半の 7・9・11周と周最速ラップを叩き小池田を追った。 また地元 真田は周囲の期待を嬉しく裏切って(?)、中盤 6周の時点で 4位という堂々の走りを見せ念願の 6位入賞を目指した。 そして今年は運に見放され今一乗り切れないレースが続いていた澤木だが、この中盤では 4位と好位置に付けながらもまだ体力は充分温存しているらしく、ファンは得意な終盤の逆転劇を見たいところだろう。




292.jpg
213.jpg

 そしてこの頃もう一方の内山ブラザースの ヤスオミは、6周目 11位から ユウタロウばりの追上げ劇を開始し、例のノリノリライディングで 10周目には 4位まで上がるが、残り1時間を切った頃
体力が限界に達し落ちて行ってしまった!

 しかしヤスオミは、この追上げ劇で見失おうとしていた確かな自信を取り戻せたのではないだろうか? 終盤に入る 8周目には誰もが驚く周最速ラップ(14: 24)を叩き出した ヤスオミ、聞けば、
大好きな酒を断って臨んだアルバトロスだったというが、現在のAAレベルは酒断ちだけでは充分ではなかったのだろう。 レース後「食事と酒をたらふく賞味する喜びと、上位入賞を果たして賞賛される大きな名誉とを比較したら、どちらを選ぶ?」と尋ねたところ、「上位入賞を果たしたい!」ときっぱり明言した ヤスオミ。 ちょっと強引だったが、それなら即有言実行だと「AAGPまでに 5kgの減量!」を ヤスオミに約束させたので、きっとやってくれるだろう。

 まじめな話、ちょっとスポーツマンとは思えない体型の ヤスオミが終盤に入り周最速ラップを
叩けるということは、いかに優れた才能に恵まれているかという証であり、AAならファンの為にも真剣にその才能を生かすべきだろう。 ヤスオミに言うのを忘れてしまったけど、もしこのレポートを見たら減量だけではなく少しはランニングもしろよな。(信じているから、)




301.jpg
242.jpg
080.jpg

 アルバトロスCOMP優勝は 小池田 猛。 
小池田はこのアルバの優勝で AAGPを待たずして 2年連続の JNCCチャンピオンを獲得した。 まだ不慣れなウッズを慎重に行ったのか? それとももう心は AAGPでのGNCCライダーとのバトルにあったのか? レース内容は周最速ラップが 2回だけといういつもの支配的な走りではなかったが、それでも 1周目から誰にもそのトップの座を渡す事の無い堂々としたものだった。




img_6807.jpg
255.jpg

 2位は 石井正美。 レース後のインタビューでは今期の不振に「オレももうダメだと思っていた!」とファンが聞いたら涙するようなコメントを言っていたが、こんな凄げえオヤジは世界中探しっていやしない。 石井にはこれまでも 驚かされて、感動させられて、やってきたが、このアルバはその中でも白眉だろう。なんたって中盤に 2分30秒あった小池田との差を、疾風のような速さと正確な走りで 1分までに追い詰めたのだから、その勝負魂には脱帽するしかない!

 何千人、何万人、いつも言うことだが、この石井の頑張りがいかに日本のライダー人口の目減りを止めているかは計り知れない。 以前は40才にもなると、「もう俺も年だからバイクは引退かな?」なんて言っていたのが、57才の石井がこんなレースをしたら 40才じゃまだ鼻ったれか?
誰だって「年だからバイクを止める」なんて言えやしない。 唐突だけど、今年友人の RANDYホーキンスが USA-AMAの殿堂入りを果たし内外で広く報道された。そしてJNCCが云々言えるような軽軽したことではないが、近い将来日本のオフロード界にも「殿堂」という歴史を背負って来たライダーの名誉を納める器が出来れば、私は真っ先に 石井正美 を推薦したい。そうしなければならないライダーだと思っている。

 3位は 澤木千敏。 終盤 10・12・13周に叩き出した周最速ラップは正に澤木の真骨頂で、これまでのモヤモヤを吹っ飛ばす今期最高のレースであった。今回の石井と澤木の二人はまるで 2年前の最強コンビ時代を彷彿するような走りだったので、この勢いを追い風に、AAGPではかなり活躍するに違いない。

 4位は 星野恭平。 今回 AAシングルの活躍であまり目立たない印象であったが、それでもスルスルとここまで上がってくるのが星野の怖さであろう。ランキングも気が付けば 3位とまちゃに僅差に迫り、逆転の可能性も充分にあり得る。

 5位は ユウタロウ。 タラレバ優勝はレースの世界には無いが、それでもよくFブレーキにダメージを負いながらも 5位に踏みとどまった。 ユウタロウは結果こそ残せなかったが、自らの手で掴み取った自信は計り知れないであろう。プライドに磨きをかけた ユウタロウの、AAGPに期待せずにはいられない!




057.jpg
266.jpg
064.jpg

 6位は 真田 治。 今まで AAシングル以外で 6位入賞を果たしたライダーは何人いただろうか? それほどの狭き門を果敢に攻め奪い取った大金星である。 いつものように前に出ても、いつやられるか? いつやられるか? と AAシングルの影に怯えたことだろうが、一時は 8位に落ちながらも強い気持ちでこれを挽回した。 これで真田は一皮も2皮も剥けたであろう。今年の春には自身のライディングに限界を感じ GNCC参戦に活路を求めた真田だったが、ボコボコにやられて帰って来てからは小技に捕われず、アクセルを開け速く走ることだけを心掛けたと聞く。 AAGPでは悲願の AAシングル入りが懸かっているが、現在のランキング 8位を守ろうとはせずに、今回のように果敢に攻めて奪い取ってほしい。

 #7-吉川和宏。 結果的には本人の望む順位は得られなかったが、レース内容はスタートこそ17位と出遅れたものの、その後は順調に順位を上げ AAシングルらしい内容のあるものだった。最終周ウッズにハマったのが痛かったが、それでも7位入賞は立派であり、本人もやっと手応えを感じられたのではないだろうか? そして一つ言える事は、今期 JNCCでの不振から来期 AAシングルを懸念されていた吉川であったが、キチンと走れば当然それなりのポジションまで上げて来ることが出来るライダーであったということである。 このアルバで10位までランキングを戻した吉川は、8・9 位を行く 真田・大川原 以上にシングルの手応えを感じているのかもしれない。

 #17-杉本高規。 手首の怪我が完治していない状態で 8位入賞は立派だった。 生粋のMX育ちの杉本はまだまだ XCの経験に乏しいが、怪我や経験不足のハンディを背負いながらも参戦を続ける姿に IAの自信を窺わせる。 こういったライダーはスピードがあるだけに、経験を積んであるキッカケを掴むと一気に行くかもしれない。まだ気が早いが来期開幕のプラザ阪下- サザンハリケーンでは活躍すると思うので、来期に繋げるためにも AAGPで頑張ってもらいたい。




208.jpg
299.jpg

 際物だったエルニド池の平の反動のように多くの AAシングルが活躍した一方で、エルニドで活躍した まちゃ と イシゲ だけはライバルと明暗を分けることになってしまった。

 まちゃはスタートに出遅れるというハンディはあったが、それでもいつもの 小池田を追う走りではなかった。 私が思うにこういうやや繊細なコースはあまり好きではないらしく(それでも充分速いが、)、過去にも入賞はするものの目覚ましい活躍をしたことは無かった。 あまり細かな事に捕われず豪快に行くのが まちゃの魅力ではあるが、今や若手のホープと言われる程成長し優勝争いも期待されるようになった まちゃには、メカニックやサポートとは別に「戦略を指示し的確な指導が出来る監督」が必要だと思う。 ただ まちゃが納得出来る指導が出来る人材はそうはいないと思うが、澤木に石井の存在があるように、ワークスライダーにチーム監督が要るように、まちゃにも+αがなければ今後も取りこぼすレースは減らないだろう。(極端な話、レースに来れなくてもいいから 鈴木健二 や 藤原広喜 クラスが良いんだけど、ブルーでは無理かな?)

 イシゲは珍しく固くなっていたのではないだろうか? レース前もかなり張りつめていたし、
MFJチャンピオンを気にしすぎちゃったかな? ただ AAGPのチーズナッツパークは誰よりも熟知しているし得意だと思うから、今回の借りはキッチリ清算するに違いない。 イシゲらしく AAGPの日本人枠での優勝宣言でもするような気持ちになってくれると本人も乗って来れると思うんだけど、デリケートなことだから周囲からの要請は出来ないね。




032.jpg
036.jpg
197.jpg

 最後に東北のAAライダーは、検討したもののかなり苦戦を強いられた。これは明らかに東北地方には希少なガレの経験が少ない事によるもので、何とか場数を踏んで慣れてほしいと思う。 世界
的に見ても XC や EDコースの確保が困難になっている現状において、ガレ場やガレ混じりの土地は社会的な尺度による価値観が低いので、これからのコース選択においてはかなりの割合を占めるものになることは明白だ。 またガレのコースは、レースによる荒れが土だけのコースに比べて圧倒的に少なく雨天にも強いというメリットがある。それにそんな理由が無くても、単にガレが混じる事でセクションが多彩になり醍醐味が増えるので、苦手意識を持たないで先ずは楽しんでほしいね。 テクニシャン揃いの東北ライダーなら経験さえ積めば全く問題無いし、もしその経験をためらったら取り残されていくしかない。


COMP- A

033.jpg
076.jpg
235.jpg
138.jpg

 JNCC通にとっては、AAのランキング争い以上に面白いという後半戦Aクラスの昇格争い。
スタートで飛出したのは #01-森耕輔。 今期絶好調で既に唯一 AA昇格を決めている森にとってプッレシャーは無く、想いは来期を想定し「どれだけ AAに食込めるか?」しかないだろう。 
1周目ラップは 1位(13: 20 )と AA並の速さで他を圧倒した。

 そして前々から地元アルバでは 「森に一矢を報いたい!」と話していた昇格候補の #03-石田信孝は、反対にプレッシャーから持ち味の柔らかいライディングは影を潜め、ガチガチとなった 1周目ラップは 7位(14: 37)といきなりイエローランプが点灯してしまった。 またランキング 2位につける #08-鍋倉は 5位(14: 20)、東北の雄 #07-中島幸広は 4位(14: 18)と着けた。




136.jpg
037.jpg

 当人達にしか判らない、本当に大きなプレッシャーなのだろう。 AA昇格候補がいつもの走りが出来ていない序盤、#233- 小林雅人 と #141-児玉啓介 が調子が良く上位を走る。 しかし、4周目までは何とか 7位キープの石田だったが、チームメイトである 富山のユウタロウこと #222-斉藤祐太朗 が序盤 8位から 2位にまで一気に躍り出る快走を見せると、それに引っ張られるようにエンジンがかかり、5周目 5位、6周目 3位と上げ、7周目には ユウタロウさえも交わして彼方の 森を追った。




183.jpg
140.jpg
139.jpg

 Aクラス優勝は #01-森耕輔 で文句無し。 総合でも 9位に入りその存在を大きくアピールした。

 2位は #03-石田信孝。 序盤はあのまま崩れてしまうのでは? と心配されたが、よく 2位まで上がったものだ。 石田本人は 森に届かなかった事で納得したレースではなかったかもしれないが、昇格に向けて この辛抱して掴んだ 2位は値千金となり、ランキングは 5位から 3位へと大きくステップアップをした。

 そして 3位は 富山のユウタロウ。 練習では AAの真田さえも脅かすことがあるというこの屈託の無い18才は、体格 体力 スピード 根性 と全く申し分無く、来期は必ず台風の目になり全国に名を轟かすであろう。


COMP- CB

286.jpg
261.jpg
215.jpg

 CBクラス優勝は #538-入来一成。 中盤までは 2位に着け、丁度 2時間までトップを快走した #935-西口隆宏 と入れ替わるとその後も安定し、会心の走りでブッちぎった!

 2位は XR/ジェットヘルの #840-河瀬 亘 。 河瀬は総合でも40位に入る大活躍で、あの古いXRが CRFに見えたことはなかったけど、この成績には本当に驚かされた。

3位は #823-福尾正樹。 昨年のBクラス 2位からステップアップしてきたライダーだが、初の 3位入賞は CBでも行けるという大きな自信になったであろう! ライバルの Bクラスチャンピオンであった #674-大石紀伸 を下しての 3位には、嬉しさも倍増だろう。


JNCC公式 2010 R3 ブロードウェイ斑尾 COMP-GP

GV森羅テストラン!