開幕サザン プログラム Greeting
by 星野正美
この記事は大会プログラムにて毎回紹介されている挨拶を hp上でも行おうというものです。
( 開幕 サザンプログラム表紙〜 クリック拡大! )
XC & EDライダーの皆さん、さあ今年もいよいよ開幕ですね! 不況のせいで世間では厳しい話が聞かれますが、我々とて状況は変わらないのに何とXC & EDライダーの元気なことか? 厳しい中にもこういった明るい希望が持てることに 本当に感謝したい気持ちです。
さて開幕サザンは凄いですよ! ストーブリーグも当初はトップライダー達の去就が決まらずヤキモキさせられましたが、何の事は無い、皆それぞれが理想的な居場所に収まったようです。 この不況下においてこれは凄い事ですね、本当に今 XC & EDのパワーを感じます。
まずはなんといってもチャンプ 小池田 猛、猛は新たに KTM SAITAMA RACING としてのチーム体制が決まりました。そして注目のマシンは 450EXC。初乗りで「これはレーサーだ!」と言ったとかで、その一言だけでも今期の走りが予感出来そうですね。
続いてGASGASの代理店変わりに翻弄された師弟コンビですが、澤木千敏 は早々と2ストRM250をチョイスして体制を固める一方、レジェンド石井正美は2月の中旬になっても決まりませんでした。しかしいくら不況だからといって、今でも現役バリバリどころか常にHottestアワード候補として他のAAに大きな壁として立ち塞がる石井の存在価値は揺るぐものではなく、今期レース会場での積極的なプロモーションが期待されている Husqvarnaレアルエキップ にエースとして迎えられました。 期待したいのは石井がチョイスしたエンジン重量が22kgという TC250。この2ストを越えるような軽量レーサーとの相性は抜群で、乗り馴れてくればあの石井の神懸かった走りが見られるかもしれません。期待しましょう!
そして、収まってみればこれほどの組合わせは無いと思わせる程イメージの統一感がある 星野恭平 とYAMAHAレアルエキップ。 昨年まちゃをも捉えそうな勢いでランキングを駆上がった恭平の端正で高次元のライディングは、レアルエキップが創り出す「究極のライトウェイトED」YZ250 REAL EQUIP SPL を自在に操り、単に正パイロットとしてではなく、きっとこのマシンを恭平スペシャルと呼ばれそうなくらいに活躍させるでしょう。
本当に早く開幕しないとライダー達のエネルギーでどうにかなってしまうんではないか? と危惧してしまうような盛上りを見せる開幕サザンHCN。少しその勝負の行方を予想してみれば、まず優勝候補は何と言ってもチャンプ 小池田でしょう。 ただ小池田の心配は Team JNCC として派遣された3月2日の GNCC- R1フロリダに YZ450Fで出場することで これ自体は問題が無いのですが、初めてとなるプラザ阪下を、それも練習無しのぶっつけ本番で YZが染着いた感覚で異なる KTM450EXC を上手くライディングすることが出来るのだろうか? これまでのJNCCならこれくらいは大した事ではなかったかもしれないが、しかし今回は 、、、、、
鈴木健二〜 JNCC本格参戦! 日本中のXC/EDファンが待ち焦がれていたケンジが帰って来る。それもDANレーシング という昨年の小池田猛チームのバックアップを得ての参戦というから、これは過激だ! これまでの小池田との勝負は一勝一敗づつと分け合い、昨年唯一出場した雨のビッグディア広島では「ケンジさんに勝ち逃げされた!」と珍しく小池田を感情的にさせた男の復活は、今期も確かな発展を窺わせる日本のXC/ED界に大きな貢献を果たすでしょう。 ケンジ参戦を聞いて私自身がソワソワと落着きがなくなってしまった程ですが、全国のファンの皆さん、この開幕のサザンだけは絶対に見逃さないよう観戦に来て下さい。そして震えるような本物の感動を是非体感して下さい!
猛とケンジ、このWorldクラスの競合いが新たな世界を創り出す。
今までは二人共に過去の財産を糧に走っていたが、これからの二人の競合いは更に速さを増しながら日本人ライダーにおける前人未到の境地を開拓し、それは合わせて世界の檜舞台へ駆昇る階段となるだろう。スポーツ界の発展とは奇を衒うのではなく底辺の拡大こそが重要だが、一方でスーパースターの誕生が不可欠だ。 猛にしてもケンジにしてもMC界で燦然と輝いたライダーではあるが、今後二人の競合いによって生じるエネルギーは観客だけではなく XC/ED界を根底から揺さぶり、自らがMX界で築き上げた存在価値をも新たな名声と共に遥かに越して行ってしまうに違いない。
そして忘れてならないのが昨年前期の立役者であった まちゃ です。 後半戦からは手首骨折を押しての出場だったため我慢の走りを強いられましたが、GNCCからハートを持ち帰ってきた前半戦、真っ向勝負であの小池田さえも追詰めて行った走りが忘れられません。 その まちゃが今年もGNCCから直行し参戦します。サザン後には手首の手術を予定しているので半年程は出場出来なくなってしまいますが、それだけにこのサザンでは、GNCCの熱気を帯びた凄まじい走りが見られるかもしれません。(良くも悪くも手首次第か?)
また 恭平、チトシ、イシゲ、ユウタロウ、真田 と JNCCが誇る AAシングルライダーの活躍は言うに及びませんが、今 #11- ヨッシーが燃えています。
不本意なシングル落ちをしたヨッシーにとってホームグラウンドとなるプラザ阪下のサザンに掛ける意気込みは半端ではなく、それはもう秘めたる闘志ではなくメラメラと燃え盛るようだ。 気持ちだけではなく過去にも2位入賞を果たす等輝かしい実績を残しているヨッシーにとって、地元での開幕となるサザンは様々な意味において格別になるに違いない。 関西の第一人者として一歩も引かないヨッシーのその姿勢が関西XC/EDを熱くさせ、また高いポテンシャルを持つ 田中太一 や AA-杉本等、トップライダーを始めとする多くのライダーに影響を与えています。
その他にも驚くのは我が国 XC/ED の成長をを証明するかのような Aクラスの充実ぶりですね。 #01- 鍋倉敏秀 #02- 中島幸宏 #03- 山内真樹 は言うに及びませんが、#08- 斉藤裕太郎 #118- 得地孝一 #124- 池田秀仁 #131- 阿部佑哉 #193- 伊東弘喜 #231- 水上泰祐 #233- 斉藤崇 #234- 出口隼飛 等の実力は誰でも優勝争いに絡める力を秘めているし、ここプラザ阪下では復帰した地元 #202- 野口久友 もそれは同様でしょう。
彼等のパフォーマンスは必ずしや先を行く何人かのAAを捉え、昨年以上の激戦を展開してくれる事は必至です。XC通にとってはAAよりも面白いと言われる程の Aクラス、今年も楽しませてくれそうです。
最後に今回のプラザ阪下ではコース側の方針により、2005年に 尾崎哲生氏 が行った行った初回サザンハリケーンのような従来のコースを横断するようなコースレイアウトにはなりませんが(将来も同様)、それでもコース側と交渉を続けながらプラザ阪下の個性を最大限に生かし、またトレンディーな丸太やロックセクションを加味してコースレイアウトを行っています。 今回のサザンでは現役MX- IAライダーのエントリーも 4〜5名ありましたが、丸太セクション等を侮らないようリズム変化には充分注意して下さいね。
さあ出場者の皆さん、そして観客の皆さん、いよいよJNCCが開幕します。 COMP-GPでは全日本オールスターの糸をピーンと張ったようなスリリングな緊張感溢れるレースを、そして FUN-GPではワクワクするようなレースをお楽しみ下さい。 今大会はプラザ阪下のフルキャパシティとなる300台オーバーとなりますが、観客駐車場等も用意されるということですので(電車での来場も非常に便利です)、是非お誘い合わせてこのビッグショーをご観戦下さい。 今年もまた元気なお顔に会える事を心待ちしております。




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