FUN-GP 戦慄の NOコントロール回避 !!  

  • JNCC 全日本クロスカントリー選手権 第7戦 Blueリゾート 箕輪
    日時:2022年9月11日(日曜)
    場所:Blueリゾート 箕輪
  • Reported by FUN- TAKU OGASAWARA

 弾む FUN 快適クロスカントリー
 


 

  • 岩手高原スノーパーク、神立スノーリゾートに続く「Go to North 3連戦!」を締めくくる大会となった Blueリゾート箕輪。 箕輪スキー場に併設されたホテルプルミエール箕輪は、皇后雅子様がご結婚前にご家族で行かれたホテルとして有名である。そのような格式高いホテルが今年もリーズナブルなJNCC応援プランを実施。大人気のバイキングは夕食と朝食の2回、箕輪軟水の湯(大浴場・露天風呂)は大会終了後にも入れるとあって、アメニティの高さはJNCC随一と言ってよい。
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  • 大会前々日の金曜日、箕輪は雨。 コースコンディションの悪化が心配されたが、翌土曜日かカラッと晴れたので、ベスコンで大会を迎えることができた。
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  • ここでコースレイアウトについて考えてみたい。 昨年の大会を振り返ってみると、FUNクラスもCOMPクラス同様、激下り「NOコントロール」が使われた。平均斜度22度、最大斜度30度の「NOコントロール」は、ビギナーには地獄としか思えないようなゾーンで、岩がゴロゴロ、深い水切りもあり、さらに距離も長い。もちろん、エスケープなんてないから、泣こうが喚こうが下りるしかない。実際、昨年はマシンから降りて下る涙目の選手を何人も見た。
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  • この「NOコントロール」を今年もFUNクラスで使用するか否かに関しては、賛否両論あると思う。 JNCC第5戦「岩手高原スノーパーク」のFUNクラスで、約3割がヒルクライムを上れずDNFになったことを考えれば、「NOコントロール」回避は妥当だろう。クロスカントリーの聖地として崇められた爺ヶ岳でも、COMPガレはCOMPだけのゾーンなので、COMPとFUNのレベル差を考えれば、当然の判断である。しかし、NOコントロールを走りたかった“野良イダー”が一定数いたのも事実。やはり、差が付きやすいですからね。
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  • もうひとつ判断が分かれるところなのが、「谷地」回避だ。斜面に向かってスタート・ゴールの左上にあるゾーンは水が溜まりやすく、あっという間に極悪な泥沼セクションに豹変する。 実際、昨年のJNCC(Blueリゾート箕輪)FUNクラスでは「NOコントロール」よりも「谷地」でドはまりするライダーを多く見かけた。今年のWEXイースト第6戦「Blueリゾート箕輪」120ミニッツも同様で、谷地に放置されたマシン多数! これらを総合的に判断し、今回のFUNクラスでは谷地も回避された。NOコントロール回避、谷地回避、コース状況はベスコンとなったため、結果としてWEXの120ミニッツよりも容易なコースになってしまったわけだ。
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  • そんな訳で 快適クロスカントリーとなった BLUEリゾート箕輪のFUNクラス。 FAはトップ街道まっしぐらの 吉崎一弘選手、SAはひとり旅の 神田隆博選手、FBは神立に続いて2連勝で総合優勝をも もぎ取った村木幸春選手、FCは上位陣を蹴散らした 滝瀬淳一選手、FDはシリーズ優勝が見えてきた 佐藤洸選手、WAAはシリーズランキングトップに躍り出た 菅原悠花選手、WAは今年もシリーズ優勝確定の 近藤香織選手、WBはシリーズ優勝に王手の 松永望選手が優勝を果たした。
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  • 次回はアジア最大のオフロードレースとなった「サンドバレー八犬伝」。砂地で繰り広げられる熱い戦いに要注目だ。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 


 
FA - 吉崎一弘
( THS Racing & モトピットヒオキ with 農豊会 )
 
 
 
 
 
 

 
SA - 神田隆博
( 上州レーシング )
 
 
 
 
 
 

 
FB - 村木幸春
( チームカントリー )
 
 
 
 
 
 

 
FC - 滝瀬淳一
( チームワーロック )
 
 
 
 
 
 

 
FD - 佐藤
( タピ:rock with オフロード被害者の会 )
 
 
 
 
 
 

 
WAA - 菅原悠花
( 6348 Racing team GH Moto )
 
 
 
 
 
 

 
WA - 近藤香織
( WRパワーレーシング with YAMALUBE )
 
 
 
 
 
 

 
WB - 松永望
( Full energy )